トップ > 良くある質問
- 漢方薬は高価=効果大?
- 漢方薬は高いと言うイメージがありますが、確かに生薬は化学物質のように大量生産ができず、中には貴重で高価なものもあります。しかし多くの、現在中国で使われている中成薬は高価な物ばかりではありません。高価=効果大ではなく、その人それぞれに合った薬であることが最も重要なのです。実際、当方で代行手続きを行っている中成薬は全ての費用込みで(1日当たり¥300~¥500)程の場合がほとんどで、(1ヶ月で¥10000~¥15000)程になります。
- 中国の薬ってホントに効くのですか?!
- 「中国の薬ってホントに効くのですか?」という質問をよく受けますが、そういう時は、「正しく使えばよく効きます」と答えることにしています。中成薬は中医学の理論によって作られており、使い方もその理論に沿っていなければなりません。
- 漢方薬は即効性がない?!
- 漢方薬は即効性がない、と言われることがあります。それは誤解です。日本では病気になってすぐに漢方医(中医師)に診てもらうケースが極端に少なく、多くは、病院で長い間治療しても治らなかった病気や、慢性病の治療に漢方薬が使われるためです。慢性病などは、体質改善や身体のバランスを調整しながら治療するため、長期間の服用が必要となり、「即効性がない」という誤解が生まれたのです。けれども、胃腸薬、感冒薬など即効性があり長期服用の必要のない漢方薬も沢山あります。
- 中国の漢方薬は成分表示が適当で、不安があるのですが?
- 日本の薬事法では、薬の成分を明記するように決められていますが、中国では、主要成分だけの説明で、すべてを明記する必要はありません。それどころか、中薬品種保護条例という法律では、国家が選んだ品目の中成業の成分は、秘密にしなくてはならないことになっているほどです。原料の保護とその中成薬自体の品質の低下を防ぐためですが、門外不出の秘法のデータを外に漏らすなという理由もあるようです
- 中国に漢方薬はない?!
- “漢方”という言葉は、もともと日本で生まれたものです。江戸時代に西洋医学である蘭方(蘭 学)が日本に入ってきたとき、それまでの伝統医学を西洋の医学と区別するために漢方と呼んだのがはじまりです。では、漢方の「漢」という言葉にはどんな意味があるのでしょうか。紀元前202年、劉邦は項羽が率いる楚を破り、漢王朝を設立しました。「漢」とは、国の名前なのです。そして多民族国家である中国で、もっとも人口比率が高いのが漢民族です。日本へ渡来した中国人の多くも漢民族であったところから、漢民族に伝わる伝統薬を漢方(漢方薬)と呼ぶようになったと考えられています。当方のウェブサイト上では便宜上、漢方という名称も使っていますが、本来中国には漢方という言葉は存在しません。中国では、漢方をはじめとする中国伝統医学を中医(中国医学)と呼び、漢方薬は中薬と称されています。ですから、中国で薬局に立ち寄って「漢方薬が欲しい」とメモに書いて伝えようとしても薬局の店員は首をかしげてしまいます。
- お茶も漢方薬?!
- わたしたちに身近なお茶も、じつは漢方薬の1つです。中国には「八宝茶」と呼ばれるお茶があります。このお茶の由来はシルクロードの時代にまでさかのぼります。チベットやインド、ヨーロッパから貿易を目的として集まる商隊が、それぞれの国で薬として重宝されていた素材8種類を集めてブレンドし生み出したものです。八宝茶が象徴するように、中国の漢方薬は、漢民族だけでなくチベット族や回族、モンゴル族、朝鮮族、満族など数十もの民族が受け継いできた生薬や処方(薬の調剤法)を集大成したものです。中国医学、中国の漢方薬には各民族の歴史と知恵が凝縮されているのです。日本では、漢方薬、和漢薬、和薬と様々な呼び方があり、研究方法も多岐にわたっていますが、もとは中国医学の原理に基づいた中国医学(東洋医学)療法を源流としています。
- 日本の漢方薬は中国の漢方薬より効き目が弱い?!
- 日本の漢方薬は、厚生省の管理基準が非常に厳しく、使用できる漢方薬材(生薬)の種類に大きな制限が設けられています。患者に対する安全管理が徹底しているという点では良いことなのですが、限られた生薬のみでは、多くの疾患に対応できません。さらに、中国のように中医師が漢方薬の処方箋を出すわけでなく、西洋医学の医師が、専門外の漢方薬を処方しているのが現状です。日本には、中国のように中医師という制度がなく、専門的に学べる大学などもないからです。このような現状の中で、製薬会社は漢方薬の処方ミスなどで起こりうる副作用をゼロに抑えるため、量を減らしたり、同じ生薬でも薬効の弱いものを使ったりしています。日本在住の中国人のなかには、日本の漢方薬だと、日本の規定量の2~3倍飲まないと効果が現れないという話をする人もいます。
- 漢方薬は長期間の服用が必要?!
- 「漢方薬は長期間使用しなければいけない」と思い込んでいる人が多いようですが、これは、漢方薬を服用する人に慢性病や難病の人が多いことから生まれた誤解です。慢性病や難病は短期間で治療するという対症療法(痛みには鎮痛剤、炎症には消炎剤などの治療)ではなく、時間は少し長くかかっても、病気に至った原因から徹底的に治療してゆく、根本的に体質を改善しながら病気を回復させてゆくのが中国医学の特徴でもある根治療法だからです。そのため、どうしても長い期間の服用が必要だと誤解されてしまうのです。風邪や頭痛など、急性の症状や一時的な症状の場合は長く服用する必要はなく、症状の回復とともに服用は終わります。また慢性病や難病の人でも、病状の軽い場合は、比較的短期間の漢方薬服用で治療効果が現れます。
- 漢方薬には副作用がない?!
- 「漢方薬には副作用がないから安心だ」という人もいますが、それは大きな誤解です。中国には「無毒不薬、無薬不毒」(毒性がなければ薬ではなく、薬であれば毒性がないものはない)という“ことわざ”があるほどです。西洋薬の副作用と比較すると、副作用の程度や可能性は低いといえます。なぜなら西洋薬が化学物質など人工的な原料を配合して作られているのに対して、漢方薬の成分は植物や動物など、自然から採れた産物だからです。
さて一言で副作用といっても、2種類あります。
- 漢方薬そのものが原因になる副作用
- 漢方薬の使用方法の誤りが原因となる副作用
漢方薬そのものが原因になる副作用とは、服用中、「胃が重く感じられる」「少し下痢気味になる」「身体が少し火照る」などがほとんどで、西洋薬のような機能障害や、何年か後に重大な疾患を招くといったものではありません。漢方薬の使用方法の誤りが原因による副作用とは、勝手に自分の判断で漢方薬を飲まなければ、起こり得ません。日本では漢方薬の強精剤などが比較的簡単に入手でき、副作用により、「自身の持病が悪化した」などのケースをよく聞きます。強精剤の多くは興奮作用が得られる反面、血圧が上昇したり、心臓に負担をかけたりするなどの副作用が現れる場合があります。ですから、心臓病や、高血圧の人の強精剤使用は厳禁です。大切なことは、自身で漢方薬を勝手に購入して勝手な判断で服用しないことです。どんな漢方薬でも必ず専門の中医師に相談したうえで服用すれば、安全で、効果が高いのです。

